基本方針

現 状

  • 汚染されている森林の多くは、陸上のアクセスが困難である。
  • 森林を、 汚染しているセシウムは、 飛散し宅地・農地を再汚染する可能がある。
  • セシウムを含む水や土壌は川・ため池・農地等に流入し、 再汚染の危険性がある。
  • 安全な空気と水が確保出来なければ、 住民の帰還が、 慎重になる。
  • 双葉郡を、 中心とする森林に大量のセシウムが残されている。
  • セシウムの大半は、 森林地表表層部に存在している。

戦 略

  • *森林地域のセシウム汚染を森林地域内に閉じ込め、放射線量を低減化させる。

戦 術

  • ヘリコプター・ドローンなど使用し森林の汚染地域を精密に把握し対策地域を限定する。
  • 対策地域に顆粒にしたコーラルを、空中散布する。
  • コーラルは、地表表層部に分布し放射線の遮蔽しセシウムの吸着層を形成する。
  • 森林地域からの農地・住居地域には、水流系には金網(蛇籠)に入れたコーラルを使用し更なる遮蔽・吸着させる。

事業目標

目 標

  • 森林地域に蓄積されているセシウムをこれ以上飛散・溶解して流出しないように閉じ込め健康影響及び農地・宅地等の再汚染を防止する。
  • 森林地域の麓で立ち入りが予想される場所の周辺にセシウムの遮蔽・吸着機能のあるコーラルの砕石で堤防を作り流出するセシウムをろ過する。
  • 椎茸・山菜等の生産場所に対しては、コーラルで層を形成しセシウムの飛散を低減化し生活環境の放射線による被ばくを減少させる。
  • 人の健康や生活環境への影響を可能な限り低減させ、帰還する方々の安心感の醸成につなげる。

補 足

  • コーラルは、セシウムを遮蔽し吸着し拡散防止できる。
  • コーラルは、従来より特殊肥料・土壌改良・放射線低減材と使用され環境に対し無害である。
  • 森林地域の上空から散布した大量のコーラルが地表に層を作り雨や露に溶解したセシウムがコーラルに吸着・遮蔽される。
  • コー ラルは、 風によっても飛散しずらく、 雨が降っても簡単には流出しない。 豪雨や土石流は別。 コーラルによる堤防設置することにより防止可能である。
  • 復興作業後、 追加散布することで更なるセシウム遮蔽・吸着・飛散防止出来る。
  • コ ーラルによる実証実験中、 住民から一 日でも早く以前同様に山(山菜狩り)や川(渓流釣り)に、 入れる様にと多数要望ありました。