福島県双葉郡における帰還困難区域は未だ除染⼯事が執り⾏われておらず、依然として、空間放射線量、また淡⽔⿂や収穫される農作物の放射線濃度も⾼い状態です。。⼿つかずの⾥⼭・森林エリアにおいては、放射性セシウムは⼀部が⼟壌粒⼦に固定されていますが、⼀部は放射性セシウムが⾼地から低地に移動しており、⽣活環境への流出防⽌対策は急務であるため以下を提⾔させていただきます。

  • 天然吸着材の広範囲の適切な配置によって、“堤防”機能をつくり、⾥⼭・森林エリアの⼭肌に沿って流れ降りていく放射性セシウムの⼭林外への流出を最⼩化させる。また、⾥⼭・森林エリアの中でも、特にしいたけの原⽊や⼭菜などが多くとれる区域においては、天然吸着材だけではなく、カリウムも適量散布する。
  • 農村においては、上記と同様に、⼟壌改良的な要素も加え、天然吸着材とカリウムの同時散布を⾏い、空間線量や⼟壌の放射線濃度低減、植物・農作物への移⾏を抑制させる。
  • 上記の実施においては、次のようなIT・ロボティクス技術を取り⼊れ⾃動化を⽬指し、作業中の外部被ばく対策を徹底します。
  1. 森林エリア等対象区域の3Dスキャニング(測量)
  2. 無⼈ドローンによる空間線量測定
  3. ドローンやヘリによる散布
  4. ⾃律運搬ロボット・台⾞、等を活⽤